- 1 : 2021/10/14(木) 13:05:54.06 ID:CAP_USER9
-
細田昌志の芸能時空探偵⑧
2021年10月12日NEW「やらないで後悔するより、やって反省した方がいい」とは自己啓発本で散見される常套句である。スポーツ系の人が口にする印象もある。ただ、間違いなく言えることは「やって後悔することも確実にある」ことだ。例えば、長寿番組の引き際がそうである。座組やタイトルを変えて延命した例は滅多にない。にもかかわらず、人は同じあやまちを繰り返す。「やって後悔する」ことは多い。
「マエタケだから」で許されたはずが
今から31年前の1990年10月3日は、フジテレビの人気音楽番組『夜のヒットスタジオ』が22年の長い歴史に幕を下ろした日である。
『夜のヒットスタジオ』は1968年11月4日、生放送の音楽バラエティ番組として産声を上げた。当初の司会は前田武彦と芳村真理。“マエタケ”と呼ばれたこの時代の前田武彦は、放送作家を出発点として、作詞、コラム、俳優、司会、ラジオパーソナリティと、永六輔、青島幸男、大橋巨泉と並んで、マルチタレントのはしりとも言うべき存在だった。
人気アニメ『エイトマン』の主題歌を作詞したのもマエタケならば、台本に依らないフリートーク形式の司会手法を始めたのもマエタケである。立川談志の指名で『笑点』第二代司会者にもなっている。“毒舌司会”の嚆矢でもあり、歯に衣着せぬコメントも「マエタケだから」で許された。
毒舌が高じてゲストの歌手に好き勝手に渾名をつけるのは『夜ヒット』の売りとなっていた。主なものは「三日前のハンバーグ」(菅原洋一)「北京原人」(バーブ佐竹)「海坊主」(都はるみ)「ピノキオ」(布施明)「ドンドン鯨」(放送作家の塚田茂)。うつみ宮土理の「ケロンパ」もマエタケの命名である。有吉弘行の祖形と言うべき存在かもしれない。
ただし、筆者にとって残念なのは、これらはすべて生まれる前の話であり、マエタケがテレビの寵児だった時代を筆者はまったく知らない。
「発言で干された」は正確ではなかった
敵無しと思われたマエタケが躓いたのは、意外にも政治にかかわることだった。1973年6月16日、参議院議員選挙大阪選挙区補選の最終日において、日本共産党公認の医師・沓脱タケ子の応援演説に出向いている。作家の松本清張と作曲家のいずみたくも一緒だった。
海軍出身のマエタケは、予科練時代の不条理な暴力に辟易してか、思想は「反戦」「反権力」。当時の共産党委員長の宮本顕治とは『毎日新聞』(1969年12月12日付)と、共産党の機関紙『前衛』(1970年2月号)の二度にわたって対談している。応援演説はその辺の関係性もあったのだろう。そこでマエタケは「もし、沓脱さんが当選したら、月曜の生放送でバンザイを言います」と約束してしまう。おそらくリップサービスだったはずだ。というのも、選挙は自民党新人、社会党元職、民社党新人と一議席を争う大混戦。「共産党が勝つはずがないから、その場を盛り上げよう」と思ったのは想像に難くない。それが意に反して、沓脱タケ子は自民党新人に1万票以上の大差をつけて当選してしまうのだ。
その結果マエタケは、『夜ヒット』の番組内で「共産党の沓脱さん、当選おめでとう、バンザイ」と言ったと伝わるが、実際はそうではない。週明け1973年6月18日放送分で、
出演を終えたこの日のゲスト「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のボーカル、三條正人に「三條君、お疲れ様、バンザーイ」と、形式上「バンザイ」を言ったにすぎず、この時点では問題にならなかった。「バンザイ発言でマエタケが干された」は正確ではないのである。問題となったのは、この翌週『週刊サンケイ』(現在は廃刊)が載せた「大阪・参院補選二つの小さな風景」というコラム風の記事に起因する。そこにはこうある。
===== 後略 =====
全文は下記URLで - 2 : 2021/10/14(木) 13:09:04.72 ID:iLwk/shH0
-
衆議院を解散する
バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ
- 3 : 2021/10/14(木) 13:49:28.19 ID:C5E7YQ0y0
-
日本の小学生や中学生がまんまと韓国アイドルのごり押しに洗脳されてるのがほんとヤバい
その子供たちの親も注意するどころか一緒に洗脳されてるからもっとヤバい。 - 4 : 2021/10/14(木) 13:50:38.40 ID:2oC/9J+P0
-
疋田拓プロデューサーが一言↓
- 5 : 2021/10/14(木) 14:01:25.27 ID:3hkib6Jt0
-
夜ヒットの特番で加賀まりこが休憩タイムに速攻スタジオでタバコ吸ってたのが生放送でお茶の間に流れた
いい時代でした(´・ω・`) - 12 : 2021/10/14(木) 15:06:35.32 ID:iMZSXoeM0
-
>>5
そりやーその20年前は国がヒロポン配ってた時代だもの - 6 : 2021/10/14(木) 14:03:31.89 ID:c4qiDkFY0
-
ジャンル(笑)
- 7 : 2021/10/14(木) 14:05:43.68 ID:JopumhGz0
-
こんな古い話は60歳以上にしか分からんぞ?
- 8 : 2021/10/14(木) 14:12:03.97 ID:mbB/jfRU0
-
喋り上手い人が数人いて生バンドだと見応えある贅沢だった
あと昔は自由だから毒舌も良かった毒舌は言う本人ではなく聴いてる視聴者のストレス発散だったと思ってる
今は炎上したり少しのことで謝罪するから皆が綺麗事ばかり言うようになりつまらなくなった
個性的な芸能人の居場所がなくなり消えたのは痛すぎる - 9 : 2021/10/14(木) 14:27:16.79 ID:35VZoje90
-
>>1
マエタケって朝の番組で天気予報やってなかったっけ - 10 : 2021/10/14(木) 14:27:27.35 ID:nKPzU0Ac0
-
マエタケさんの全盛期知らんから
TBSの朝ワイドの天気予報の人って言う感覚しかないんだよなあ - 11 : 2021/10/14(木) 15:05:06.11 ID:iMZSXoeM0
-
エイトマンの作曲・編曲はクレージーキャッツでスーダラ節やら無責任一代男やらの萩原哲晶はぎわらてっしょうデクさん
世界一すばらしいと大滝詠一も大絶賛 - 13 : 2021/10/14(木) 15:09:49.27 ID:SJOzMlPC0
-
元記事読んだらえらい長くてびっくりした
古いことよう知ってるわ - 14 : 2021/10/14(木) 15:11:24.55 ID:jOEO0kOb0
-
ミュージックジャーナルとかやってたな
- 16 : 2021/10/14(木) 15:37:19.93 ID:m/SSC8s30
-
「三日前のハンバーグ」(菅原洋一)
- 26 : 2021/10/14(木) 17:36:19.69 ID:cZoq1WgE0
-
>>16
どういう意味なんだろw - 18 : 2021/10/14(木) 15:47:00.74 ID:djfTW07b0
-
海坊主って...面白すぎないか
- 19 : 2021/10/14(木) 16:01:14.39 ID:TvbpduhN0
-
巨泉とは大きく差がついちゃったのは何故?
- 20 : 2021/10/14(木) 16:03:34.88 ID:ej0ar4/z0
-
夜ヒットは吉村真理&井上順
- 21 : 2021/10/14(木) 16:10:46.28 ID:czTbq59J0
-
「北京原人」バーブ佐竹
久々にバーブ佐竹の存在を思い出したわ - 22 : 2021/10/14(木) 16:44:26.49 ID:2N1aVSDb0
-
ベストテンもそうだが
ちゃんとノーカットで再放送してくれ
顔にボカシ入った人が後ろに座ってるの気持ち悪い - 24 : 2021/10/14(木) 17:15:24.34 ID:MB9Pa2yb0
-
>これを目にした当時のフジテレビ社長の鹿内信隆は激怒。42.2%という今も破られていない歌番組史上最高視聴率を置き土産に、
>秋の改編で降板が言い渡された。それどころかマエタケは、『夜ヒット』のみならず、すべてのテレビ番組から姿を消した。
>伝聞の恐ろしさと言っていい。たけしが、スーパージョッキーが終わったのは日テレ会長が民放連会長に就任して
下品な番組はよくないとなったからと言ってたな - 25 : 2021/10/14(木) 17:34:09.40 ID:VTAYwpjx0
-
それで生まれたのが日テレの夜もヒッパレなの?
- 27 : 2021/10/14(木) 17:37:56.97 ID:IYZ6LvFW0
-
中森明菜ジプシークイーン事件
- 28 : 2021/10/14(木) 17:38:58.55 ID:Fx+8EWnI0
-
他のゲストの歌を歌いながら
紹介していくようなのは今じゃできないんだろうな
口パクだらけだから - 29 : 2021/10/14(木) 17:42:46.90 ID:n3e+Op0s0
-
夜ヒットでノリノリで口パクだったマドンナ
- 30 : 2021/10/14(木) 17:50:24.71 ID:3uqgGGwj0
-
>>29
マドンナに限らず、毎週毎週外タレが出て来ては口パクで、全く見る気が無くなったわ。 - 31 : 2021/10/14(木) 17:50:35.30 ID:HSI1XpJC0
-
他人の詩を歌いながら登場という意味のわからん演出がピークだった(´・ω・`)
【∩( ・ω・)∩ばんじゃーい】 1990年10月『夜ヒット』終了までの「栄光とゴタゴタ」

コメント