【福岡】バスケ部で暴行　チェーンで縛り監禁、タオルで殴打　私立中の生徒2人書類送検

福岡市内の私立中学校のバスケットボール部で9月、1年生の男子生徒が複数の上級生からチェーンで縛られるなどの暴行を受けた事件で、福岡県警は2日、2年生の少年（14）を逮捕監禁容疑で、3年生の少年（14）を暴行容疑で書類送検した。別の2年生の少年（13）については、14歳未満であることから少年法の規定に基づき、逮捕監禁と傷害の非行内容で児童相談所に書類を送致した。

　書類送検容疑は9月12日午後6時40分から7時ごろの間、同校の体育館で、2年の少年が男子生徒を抱きかかえるなどして館内の控室に連行した上、男子生徒の首や手足を長さ約2・6メートルの鉄製のチェーン3本で縛って監禁し、その場にいた3年の少年が男子生徒の脚をタオルで2回殴打したとしている。

　また、児相に書類送致した2年の少年の非行内容は、同様に監禁行為に加わった上、男子生徒の顔を平手打ちしてけがをさせたとしている。

　県警によると、3人とも容疑や非行内容を認めて反省し「部活をさぼっていると思い、ペナルティーを与えようとした」「生意気だと感じた」「お仕置きが悪ノリでエスカレートした」などと供述したという。

　同校によると、男子生徒は約2週間のけがをし、不登校になった。同校は9月25日、いじめ防止対策推進法に基づいて「重大事態」と認定し、調査を進めている。【佐藤緑平、山口響】

11/2(木) 12:03　毎日新聞
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