Windows 10のサポートが2025年10月14日付けで終了しました。一応、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)は用意されているものの、MicrosoftはWindows 11への移行を推奨しています。そんな中、Linuxディストリビューションの「Zorin OS」の開発者が、リリースから1カ月の最新版「Zorin OS 18」のダウンロード数が100万回に達したことを明らかにするとともに、ダウンロードしたユーザーの78%以上がWindowsユーザーだったことを明らかにしました。
Zorin OSによると、「Zorin OS 18」はリリースから1カ月で100万ダウンロードと、これまでの記録を破る数字を達成したそうです。なお、この内訳は78%以上がWindowsユーザーで、Zorin OSは「新規ユーザーの流入は、ビッグテックの既存のOSに代わる、よりよい代替手段を提供するという当社の使命を反映するモノです」と述べています。
この新規流入の大きさの要因として考えられるのは、2025年10月のWindows 10のサポート終了です。統計サイト・StatCounterの月別データによると、Windows 10のシェアがWindows 11を下回ったのは2025年5月のことで、サポート終了1カ月前の2025年9月時点でも35.43%のシェアを維持していたことがわかっています。
Tom’s Hardwareは、LinuxがWindowsを追い越すような勢いになっているわけではないとしつつも、Linuxゲームシステムの活性化やSteamOS搭載デバイスの成長、そして不満を抱えるWindowsユーザーを直接のターゲットとするZorin OSのようなディストリビューションの存在により、追いつくための障壁はWindows 95以来、最も弱まっている状態にあると表現しています。
【まるでWindows?】Zorin OSはWindowsに代わる選択肢になり得る?主な特長と欠点とは
パソコン・IT #Windows 11#Windows#Linux#Zorin OS
(文=スマホライフPLUS編集部)
2025/09/30 13:00 2025/09/30 13:00
2025年10月に迫ったWindows 10の延長サポート終了。いまもWindows 10を使っている人の中には、使い慣れたPCの今後について頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。
Windows 11へのアップグレードは厳しいシステム要件があり、まだ十分に使える性能を持つPCでも対象外となるケースが少なくありません。
そんな中、Windowsからの移行先として、Linuxディストリベーションに注目が集まっています。数あるLinuxの中でも、特に「Windowsユーザーが最もスムーズに移行できるOS」として開発されているのが「Zorin OS」です。デスクトップは洗練されており、Windowsと同様、直感的に操作することができます。
そして、Zorin OSはWindows 10のサポート終了を前に、待望のメジャーアップデートである「Zorin OS 18」もリリースしました。 この最新バージョンは、デザインと機能の両面で大幅な進化を遂げており、Windowsからの移行を検討するユーザーにとって、これまで以上に魅力的な選択肢となっています。
この記事では、この最新のZorin OS 18の情報も踏まえつつ、Zorin OSが本当にWindowsの代替となり得るのか、その特長やできること、そして知っておくべき欠点について、深く掘り下げて解説していきます。
Zorin OSとは?Windowsに最も近いLinux
Zorin OSは、アイルランドのZorin Groupによって開発されている、UbuntuベースのLinuxディストリビューションです。その最大の開発目的は、「WindowsやmacOSからの移行を可能な限りスムーズにすること」。
Linuxと聞くと「専門的でコマンド操作が難しい」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、Zorin OSはそのような不安を払拭し、誰にとっても「使いやすく、親しみやすい」OSであることを目指しています。
(画像は「Zorin OS」公式サイトより引用)
Zorin OSを初めて起動した多くの人が驚くのが、その見た目。画面下部にあるタスクバー、スタートメニュー、システムトレイの配置、そしてアイコンのデザインに至るまで、そのユーザーインターフェースはWindowsに酷似しています。
この馴染みあるデザインにより、Windowsユーザーは使い方を新しく学ぶ必要がなく、これまで通りの感覚でPCを操作し始めることができます。さらに、「Zorin Appearance」というツールを使えば、デスクトップのレイアウトをWindows 11風からmacOS風、あるいは伝統的なWindows 7風など、クリック一つで簡単に変更することも可能です。
加えて長期的な利用にも対応しています。最新のZorin OS 18も、安定性に定評のあるUbuntuの長期サポート(LTS)版をベースとしており、2029年までの長期的なセキュリティアップデートが保証されています。 つまり、一度インストールすれば、長期間にわたって安心して使い続けることができます。
Windowsアプリ・サービスとの高い互換性
(画像は「Zorin OS」公式サイトより引用)
「LinuxではWindowsのソフトが使えない」というのは、もはや過去の話になりつつあります。Zorin OSでは「Wine」という互換レイヤーを利用してWindowsアプリを実行できます。
さらにZorin OS 18では、Webサービスとの連携が大きく強化。新たに搭載された「Web Apps」ツールは、Webサービスをローカルアプリケーションのような体験で操作できるようになりました。Microsoft 365のOfficeアプリケーション群やGoogle Workspace、Adobe Creative Cloudの各種ツールといったクラウドサービスが、従来のデスクトップソフトウェアと同様にスタートメニューから起動でき、独立したウィンドウで動作します。
また、Microsoft 365ユーザー向けにOneDriveファイル連携機能も導入されました。システム設定のオンラインアカウント項目からMicrosoft 365認証を完了することで、ファイル管理ツール上でクラウドストレージ内のドキュメントを直接操作できるようになります。なおベータ版段階では、一部の環境で認証時にエラーが発生する可能性があり、正式版での改善が期待されています。
Windowsにそっくりな美しいデスクトップと軽快な動作
長年Windowsに慣れ親しんだユーザーであればすぐにZorin OSを使いこなせるようになるというのはやはり大きな魅力です
また、Windows 11ほど厳しい動作要件を求めるOSではないうえに、より低スペックなPC向けに「Zorin OS Lite」という軽量エディションも用意されているので、PCのスペックでWindows 11へのアップグレードを断念した人にもおすすめ。
10年以上前のPCでも動作する可能性があります。
以前持ってたPCに入れて遊んでたけど
無料だけど?
「Zorin OS 17.3」レビュー–「Windows」から移行する人に最適な「Linux」ディストロ
Jack Wallen (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2025-04-03 07:00
2025年3月27日 2025年3月27日
好きなx使えばいいだけ
もうX11なんて使われてないよ
AdobeCCは動くの?
はい、動きますよ
Windows10は使いやすいけど11は使いにくいし嫌いなんだよ
ゾーリンのほうが良かったか
でもセキュリティ更新あるよな
再起動必要なやつな
Zorin OSのポイントは「互換性」。Webアプリの統合に力を入れており、Progressive Web Appインストーラーを使うとOffice 365やMicrosoft Teamsなどがインストール可能で、GoogleドキュメントやPhotoshopなどはネイティブアプリケーションのように利用可能だとのこと。





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