波平「バカもの！！ワシは痴漢なんてしておらんぞ！！！」

フネ「そんなわけありません！お父さんは最後まで負けないとあれだけ言っていたのに！」

刑事「事実は事実ですので…」

サザエ「ちゃんと捜査したんですか！？」

マスオ「そんなお父さんがあああああああ！」

刑事「とりあえず被害者の方は自殺したことで納得と言いますか 大事にする気はないのでこれで」

カツオ「お父さんは自殺なんて絶対にしない…それに絶対に間違っていることなんてしないよ！！！」

刑事「じゃあこれで自分は帰りますので…」

カツオ「そんなああああ！ちゃんと捜査を！！！」

刑事「残念だけどこれがこの国の現実なんだよ いい勉強になったね」

サザエ「ちょっと言い過ぎじゃありませんか！？」

刑事「なんですか？国家権力に歯向かうんですか？」

僕はその一言で覚悟をした いずれ大きな力を得て その国家権力を潰すと

中島「やぁ～磯野～久しぶりじゃないか」

カツオ「御託はいいよ 例の情報つかめた？」

中島「おいおい！これでも刑事なんだよ？他人に聞かれてたらどうするんだよ？」

カツオ「その時はその時だよ で 当時の担当刑事の情報は？」

中島「それがまったくといっていいほどないんだよ それにあの当時の捜査資料すら見当たらないんだよ」

カツオ「本当か？」

中島「たぶん意図的にもみ消されたんだよ」

カツオ「じゃあ被害者のほうの情報は？」

中島「…言いたくはないけどそれは触れないほうがいいよ」

カツオ「なぜだよ！？」

中島「当時の被害者は女子大生 今はやくざの愛人らしい ある人からもらった情報だけど」

カツオ「そのやくざはだれかわかるのか？」

中島「…言いづらいな」

カツオ「頼むよ！」

ノリスケ「もっと顔面を踏んづけて！僕はあのいささか先生の秘書なんだぞ！満足させられないなら店ごと潰すよ！？」

カツオ「久しぶりだね…ノリスケおじさん…」

ノリスケ「か、かつおくんかい！？１５年ぶりかい！？」

カツオ「うん いろいろと準備があったからね」

ノリスケ「な、なんの準備だい？」

カツオ「その答え知ってるでしょ？」

ノリスケ「ぼ、ぼくは何も知らないよ！全部、先生の指示通りに！」

カツオ「ノリスケおじさん…できれば痛い真似はしたくないんだ」

ノリスケ「うわああああああああああ！俺だって！俺だって！家族を守るのに必死でええええ！」

カツオ「だまれ！」顔面全力パンチ

ノリスケ「」

カツオ「中島 例の倉庫に連れて行こう」

中島「おいおい！俺は刑事だよ？」

カツオ「バカげた話だけど聞くよ」

ノリスケ「おじさんは知ってしまったんだよ…いささか先生の本当の顔をね…」

カツオ「その顔って？」

ノリスケ「いささか先生は小説家であると同時に精神異常者でもあった」

カツオ「それで？」

ノリスケ「いささか先生は…先生は…」

カツオ「はやくはなせぇ！」

ノリスケ「だめだっ！話したらきっと殺されるよ！」

カツオ「その前に僕が始末しようか？」

ノリスケ「頼むよ…俺が加担したのは家族を守るためなんだよ！」

カツオ「それは聞き飽きたよ！」

ノリスケ「…残念だったね カツオくん　君の負けだよ！」

中島「やばいぞ！磯野！暴走族がここに攻め込んできたよ！」

ノリスケ「さっき言ったよね カツオくん？ここでなら死んでも問題ないってさ」

ノリスケ「実はね 僕はあのクラブから尾行させていたんだ 先生の使いにね」

ノリスケ「確実に君の息の根を止めるためにね」

カツオ「くそっ！」

カツオ「なんだって！？」

暴走族「僕もこの時を待っていたんです 顔も名前も変えて ただひたすらに」

カツオ「まさか！？」

暴走族「僕は敵の懐に入りました それなりに悪事の証拠もつかみました」

カツオ「タラちゃん！？」

暴走族「実は今の一部始終 すべて録音しています これを中島刑事を通して警察に出せば
勝ち目がなくはないです」

カツオ「母さんと死んだんじゃなかったのかい？」

暴走族「おばあちゃんは助かりませんでしたが 僕はある人の土壇場で命を救われました」

タラちゃん「そう 裏のおじいちゃんにね」

カツオ「なんだって！？」

タラちゃん「僕は今 裏のおじいちゃんの部下として動いています」