市の公共施設前で鷹の散歩させてる人を発見した市役所、そのまま害鳥退治ボランティアに採用してしまう

ペットの「タカ」が害鳥対策で活躍、大阪・茨木の人気施設や主要駅で糞害や侵入防ぐ

きっかけは今春、茨木市役所の前に建つ文化・子育て複合施設「おにクル」の芝生広場でタカが飛ぶ様子に、福岡洋一市長が気づいたことだった。

「おにクルでタカが飛んでいるぞ」

連絡を受けた共創推進課の向田明弘課長が広場に駆け付けると、芹生さんがヒモを付けてタカを飛ばしたり、腕に乗せて周囲の環境に慣れさせる「据え回し」と呼ばれる訓練をしたりしていた。

窓が多く開放的なつくりになっているおにクルでは、ハトが建物内に頻繁に迷い込んでおり、向田さんはこれらを追い払うため、定期的に散歩に来てもらうよう依頼。同市建設管理課の福岡寛課長も、糞害が目立つ阪急茨木市駅前で、ムクドリを退ける活動への協力を要請した。芹生さんはいずれのボランティア活動にも快く応じたという。

活動を始めてから半年余りが経過し、福岡さんは「駅前のムクドリは明らかに減りました。何割とかではなく、ほとんど見ない」と2羽に感謝。向田さんは「昨年は（おにクル内への）ハト侵入が3、4回あったが、今年はまだない」と効果を説明する。
https://www.sankei.com/article/20251230-HBP22EOJH5LIVBRXKPYZCLFMBQ/

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