無チャイルドシート事件、母親は起訴内容認める 娘二人死亡

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２女児交通死亡事故　母親の初公判（九州朝日放送）
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7/15(火) 17:45配信

去年８月、福岡市早良区で乗用車とバスが正面衝突し、女の子２人が死亡した事故で、過失運転致死傷の罪に問われている母親の初公判が１５日、福岡地裁で開かれ、母親は起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、過失運転致死傷の罪に問われている古賀千尋被告（３３）は去年８月、福岡市早良区東入部の国道で車を運転中、カーナビにわき見をしたことにより、路線バスと正面衝突し、後部座席に乗っていた長女の優麗愛ちゃん（当時７歳）と、次女の麻里愛ちゃん（当時５歳）を死亡させたなどとされています。

１５日、福岡地裁で開かれた初公判で、古賀被告は起訴内容を認め、弁護側も争わない姿勢を示しています。

その後の冒頭陳述で検察側は、古賀被告が当時、車を持っておらず、家族から借りた車を運転していたことや、娘２人にシートベルトは着用させたが、チャイルドシートを使用しなかったことなどを述べました。

一方、弁護側は、古賀被告が『運転免許を今後取得しない』と誓っていることや、事故後に３回手術を行い、今もリハビリ中であることなどを述べました。

その後、被告人質問が行われ、なぜ事故を起こしたのか尋ねられた古賀被告は、「なぜ、カーナビに目をやったのか、ずっと考えたが分からない」と話しました。

その後も、事故でけがをしたバスの運転手や乗客らに対して、「大変申し訳ない」と述べ、亡くなった２人については、「私のすごく大切な娘で生活の中心でした」と、言葉を詰まらせながら語りました。

来月２２日には、被告人質問の続きや、論告・弁論が予定されています。