【長野】御嶽山で火山性地震が相次ぐ　専門家は「スキー場は警戒レベルの範囲から十分な距離があり影響ない」

噴火警戒レベルが「2」に引き上げられている御嶽山で21日、296回の火山性地震が発生していたことが、気象庁の観測で分かりました。1日で200回を超えるのは2014年の噴火以来初めてです。

御嶽山では、21日午後4時6分に火山性微動が発生し、山頂方向が隆起する地殻変動が起きました。
御嶽山では、去年12月1日から1月21日までに合わせて570回の火山性地震を観測。このうち296回が、21日に観測されました。
また、21日午後4時から午後5時までの1時間に、221回の火山性地震が観測され、1時間で200回を超えるのは2014年の噴火以来初めてです。
12月中旬から火山活動が活発化している御嶽山の専門家は…

■名古屋大学・御嶽山火山研究施設・金幸隆特任準教授
「地震数は急激に増加しています、これ自体は火山活動そのものを反映している動きだと推定できる」

22日もすでに25回の火山性地震が発生。回数は徐々に減少していますが、依然、継続して発生しています。

■名古屋大学・御嶽山火山研究施設・金幸隆特任準教授
「1番言いたいのは風評被害を避けることが重要ではないかと。普通の生活をしていい、ただし、情報はきちっと集めていただきたい。例えばスキー場ですとか、そういったところまでは現在の警戒レベルの範囲からは十分な距離にありますので影響ない」

火山活動が活発化した御嶽山。気象庁は、火口からおおむね1キロの範囲では大きな噴石と火砕流に警戒するよう呼び掛けています。

Yahoo!Japan/長野朝日放送　1/22(水) 17:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/534802363210bed3a577149a1cdbe5255c37adee