【長野】覚醒剤２キロ密輸か　会社員逮捕　押収量は県内で過去最多

覚醒剤２キロあまり、末端価格にして１億３０００万円相当をアメリカから日本に航空機で密輸したとして、白馬村の会社員が逮捕されました。
一度の押収量としては県内で記録が残る２０１３年以降、最も多いということで、警察は共犯者や入手ルートについて詳しく調べています。

今月１１日に逮捕されたのは、白馬村北城の会社員、福島悠一容疑者（４７）です。
警察によりますと、容疑者は去年３月、航空機の小口急送貨物を利用して、アメリカから白馬村の勤務先に覚醒剤２キロあまりを送ろうとした、覚醒剤取締法違反の疑いが持たれています。
警察は共犯者がいるとして認否を明らかにしていません。
覚醒剤は１８個の袋に小分けされ、見た目が似たハッカの結晶９２袋と一緒に段ボール箱に詰められていたということです。
成田空港の貨物検査で覚醒剤の成分が検出され、長野県内を管轄する名古屋税関が警察に通報していました。
警察によりますと、押収された覚醒剤の末端価格はおよそ１億３千万円にのぼり、県内では記録が残る２０１３年以降で最も多いということです。
容疑者は覚醒剤を使用した疑いなどで去年８月以降、複数回にわたって逮捕され、一部は起訴されているいうことです。
警察は密売目的で密輸したものとみて、共犯者や入手ルートについて詳しく調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20240430/1010030632.html