「小野田少尉」って日本では英雄だけど現地では殺人鬼扱いだったらしいな

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%87%8E%E7%94%B0%E5%AF%9B%E9%83%8E

清義明
@masterlow
11月5日
ルバング島なう

清義明
@masterlow
小野田氏、今回よくわかったのですが、こっちの現地感情は極めてよろしくないので、たぶんご飯お呼ばれどこころか、追い出されていたかも(笑)

この島、人口1万人くらいで、小野田氏がいたころはもっと少なかった。
だからご近所同士で完結していて、フィリピンではめずらしいくらいに治安がよろしい。
夜もみな、家はドアを開けっぱなし。
そんなところで、30人殺害していた男が山に籠っているというのは、もう異常事態なんですよ。

ルパング島で日本人が行くと、たぶん悪いことは言われないんだろう。当たり前。
でも彼らは忘れていない。
今回、本当によくわかった。
皆、小野田氏のことはよく知っている。で、本当のところは小野田氏についてどう思っているかと、日本人の自分が聞くと、黙るか話題を変えられる。

話を聞いた一人。
祖父が小野田氏に殺されている。
米の刈り入れにいっているとき、小野田氏に撃ち殺されたらしい。1969年。
彼の叔父さん、つまり殺された農民の子は、怒り狂って日本人を殺しにいくと泣いていた。もちろんみな止めた。
今70近くになっても日本人のインタビューには答えないとのこと

小野田氏の手記と完全に整合しているのだが、結局小野田氏は島民を殺害し略奪することで生き延びてきた。
今回来て、地理関係がわかったのだが、小野田氏の行動範囲は略奪が前提となっている。
島民曰く、米の刈り入れ時期に小野田がやってくるのは、逃げた島民から略奪するため、と。

小野田氏が日本復帰後に、ルバング島に再来したことがあるらしい。
その時、学校に寄付したりして、美談のように伝えられているが、どうやらそんなことだけではないらしい。
他にも寄付をしようもしたが、断るところも多く、小野田来島の時は小さなデモもあった、と。
あの島でデモ？相当のことですよ

結局、当時のマルコス軍政が日本政府との関係重視で、お咎めなしにしたわけだが、恐らく島民感情は無視だろう。
日本からのメディアは日本人には話さないことがあるという前提を全く理解してなかっただけ。
もちろん生活のためだから、今でも日本人はウェルカムするが、内心はどうか。少し垣間見ました

小野田氏をどう思うかと聞くと、皆黙る。
私は小野田氏は島民30名を殺害した殺人者にすぎない、日本人は英雄だと思っているが、私の意見は違う、と話すとそこからやっと本音が聞ける。
いろいろ聞かせてもらったが、またこれは別の機会に。
この島の住民にとっては、連続殺人鬼にすぎないのですよ

ちなみに、こういうことを書くと、小野田氏は民間人は殺してないとか突っかかってくる人がいるわけですが、本人の手記でも、小野田氏関係者証言でも、厚生省の調査でも、原地の証言でも、裏付けられている話です。
ある時は自分たちのテリトリーに入ったと謎の理由で、村の副村長を斬殺したことも。

終戦していたことは本人も自覚があったようだし、ただの私戦

もう駄目だろこの民族
何も反省してねぇ