田んぼのバルブ300個や神社の銅板が行方で行方不明　盗難か

田んぼの金属製バルブなど盗難相次ぐ 茨城 行方

茨城県行方市では、田んぼに水を引き込むための金属製のバルブなどが盗まれる被害が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

行方市内で農業を営む金田金一さんは、ことし３月、田植えの時期を前にあぜ道の草刈りをしようと田んぼを訪れたところ、金属製のバルブ２個が盗まれていることに気づいたということです。
周囲の農家にも見回りを呼びかけたところ、この地域ではおよそ１００個ものバルブが盗まれていることが分かったということです。
金田さんは「田植えを前にして、許せない気持ちになりました。地域の人たちとはお互いにこういうことがあったと伝え合い、気をつけるしかない」と話していました。
一方、市内の神社では、ことし２月、本殿の屋根の銅板が盗まれたということです。
氏子の代表の永井新衞さんによりますと、盗まれたのは気づかれにくい場所の銅板だけで、修理にかかる費用はおよそ２０万に上るということです。
永井さんは「巧妙な盗み方で、神社の銅板を盗むなんて考えられない」と話していました。
行方警察署によりますと、管内ではことしに入って４月末までに金属製のバルブが３００個以上盗まれていて、これは去年１年間と同じ程度に上るということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20220510/1070017025.html