【途半ば】｢地上の楽園｣への帰還事業が始まって62年　亡くなった人たちを追悼・新潟

「帰還事業」始まって６２年 亡くなった人たちを追悼 新潟港

＊ソース元にニュース画像あり＊

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211214/1030019302.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

在日韓国・朝鮮人や日本人の妻などが北朝鮮に渡った「帰還事業」が始まって６２年の１４日、
第一便が出港した新潟港では、北朝鮮の人権問題に取り組む団体などの関係者が集まり、
日本に戻ることなく現地で亡くなった人たちを悼みました。

６２年前の昭和３４年１２月１４日、「帰還事業」が始まり、２５年間で９万３０００人余りの
在日韓国・朝鮮人や日本人の妻などが、当時、「地上の楽園」と宣伝された北朝鮮に渡りました。

ただ、現地で厳しい生活に直面し、日本に戻ることなく亡くなったり
消息を絶ったりした日本人の妻なども少なくありません。
第一便が出港した新潟港では、１４日、北朝鮮の人権問題に取り組む団体などの関係者
およそ３０人が集まり、「帰還事業」で北朝鮮に渡ったあと脱北した在日コリアン２世の川崎栄子さんは
「このふ頭に来ると涙が止まらない」と、現地での過酷な暮らしぶりを語りました。
そして、全員で黙とうをささげたあと花を手向け、亡くなった人たちを悼みました。

かつて、「帰還事業」を記念して新潟港の近くの通りには柳が植えられ、
韓国・朝鮮語で柳を意味する「ボトナム通り」と呼ばれた歴史を伝えていくため、
１４日集まった人たちは柳を植え替えるプロジェクトを進めていきたいとしています。

12/14 15:16