【サッカー】「怒りのジェスチャー」　C・ロナウドがPK時の挑発に激昂、相手に平手打ちで反響

W杯欧州予選のアイルランド戦、相手DFオシェイの挑発に激昂して平手打ち

　ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（マンチェスター・ユナイテッド）は、現地時間1日に行われたカタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選の第4節アイルランド戦（2-1）で2得点をマーク。代表通算得点を「111」に伸ばし、元イラン代表FWアリ・ダエイ氏（109得点）を抜いて世界一に躍り出た一方、試合中に相手選手に平手打ちを食らわせたシーンに海外メディアが注目している。

　今年6月に開催された欧州選手権（EURO）のフランス戦で世界記録に並んでいたロナウド。アイルランド戦にスタメン出場すると、1点ビハインドで迎えた後半44分にMFゴンサロ・ゲデスの右クロスを高い打点のヘディングで押し込み同点ゴールをゲット。これで肩を並べていたダエイ氏を抜き、世界記録を更新した。

　さらにロナウドは後半アディショナルタイム6分、今度はMFジョアン・マリオからの右クロスに再びヘディングで合わせ、先制点と似た形で勝ち越しゴールもマーク。チームに劇的な勝ち点3をもたらすとともに、世界記録をさらに更新した。

　一方、ロナウドは前半15分、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の助言の末に得たPKを失敗したが、キック前の行動が注目を集めている。

　ロナウドがペナルティースポットにボールをセットした直後、目の前にいたアイルランド代表DFダラ・オシェイ（ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン）が左足でボールをチップ。この挑発行為に激昂し、ロナウドは反射的に右手で相手の肩付近に平手打ちを食らわせた。

　両者に警告などは出されなかったが、英紙「デイリー・ミラー」は「ロナウドは相手選手への激しい攻撃の罰を逃れる」と注目。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」も「ロナウド怒りのジェスチャー：オシェイへの攻撃」と見出しを打ち、「元ユベントスの選手は喧嘩の主人公。相手の挑発に屈し、平手打ちをする」と伝えた。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」も、平手打ちに記録更新と激動の一戦だったことを踏まえ、「なんて夜だ！」と評していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e5fba3415be8fcee16ab5a49823c0d550630eb3

「第一に、自分の国を代表してプレーすることは、ポルトガルを守り、ポルトガルの人々がどのような人たちなのかを世界に示すという意味で、特別なことだ」

「第二に、子供の頃から代表チームの試合には強い影響を受けてきた。毎年夏になるとEUROやW杯で、国のためにプレーする選手たちを憧れの目で見てきた」