「殺そうと思いダンベルを…」2階から近所の男性の頭に向けて投げつけか 重さは約3kg 逮捕の男が問われる罪は

カンテレ　6/5(土) 13:10

体を鍛える「ダンベル」が凶器に…。そんな事件が大阪市大正区の住宅街で発生
　体を鍛える「ダンベル」が凶器に…。そんな事件が大阪市大正区の住宅街で発生しました。

＜加地康浩容疑者＞
「警察を呼んだから腹が立ち、殺そうと思ってダンベルを落とした」

　こう供述したのは無職の加地康浩容疑者（49）で、自宅の2階の窓から近所に住む20代の男性の頭に向け、およそ3キロのダンベルを投げつけた疑いが持たれています。男性はダンベルをよけ、けがはありませんでした。

　警察によると、加地容疑者は事件の前に別の住民との間で警察が駆け付けるトラブルを起こしていて、警察に通報したのが男性だと思い込み、勘違いで犯行に及んだということです。

　男性にけがはありませんでしたが、ダンベルを投げつけた容疑者はどんな罪に問われるのでしょうか。菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士：
「殺そうと思って重いダンベルを投げるというのは致命傷にもなりますから、その凶器を投げた瞬間に“殺人罪”がスタートします。しかし当たらなかったため、今回は殺人未遂罪ということになるかと思います。『殺そうと思った』というところが重要なポイントです。

　未遂ということですが、場合によっては3年位の実刑という可能性もあります。こういう凶悪な犯行は是非やめてほしいと思います」

（関西テレビ6月2日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい！菊地の法律ジャッジより）

https://news.yahoo.co.jp/articles/4b82443926f1da0499bedea72e21698d489a9f56