【監視社会】女性の裸や住民の〇〇〇がホームセキュリティ用監視カメラでのぞき見されていたと判明

2020年4月、家庭用のホームセキュリティシステムを提供する「ADT」の技術者が、顧客の家に設置したカメラに不正なアクセスを繰り返し、セックスなどの行為をのぞき見していたことが判明しました。技術者は問題が発覚した後にADTを解雇されており、裁判で自身の罪を認めているとのことです。

ADTは顧客アカウントへの不正アカウントが発覚した直後にAvilesを解雇して、法執行機関や被害を受けた顧客に連絡したとのこと。この影響でADTは少なくとも2件の集団訴訟を抱えることとなり、訴状によるとAvilesにのぞき見された被害者の1人は被害時点で10代だったとされています。

その後、2020年10月23日にアメリカ連邦検事局がAvilesを起訴しました。2021年1月22日にテキサス州北部連邦地方裁判所で行われた公判で、Avilesはコンピューター詐欺および視覚記録の侵害について罪を認めたとのことで、最大で懲役5年の刑が下される可能性があるそうです。

ニュースサイト・Ars Technicaは今回の一件について、ネットワークに接続されたカメラを家庭などに設置する際に生じるリスクを思い起こさせると指摘。「監視カメラを設置する」というリスクを選ぶのであれば、時間をかけてデバイスの使用方法や設定、メンテナンスについて学習し、システムへのアクセス権があるユーザーやログイン履歴などをチェックする必要があると述べました。
https://gigazine.net/news/20210125-security-cameras-spy-customers-sex/