安倍晋三回顧展クラウドファンディング、目標3倍近い5527万円集め終了

安倍晋三元首相回顧展クラファン　「偲ぶ気持ち共感」、目標3倍近い5527万円集め終了

安倍晋三元首相の思い出の品々を集めた展覧会開催に向けて資金を募るクラウドファンディングが、当初の目標額2000万円の約2・7倍にあたる約5527万円を集め、8月31日に終了した。主催者は「安倍氏を偲ぶ気持ちへの共感が広がった」と感謝を述べた。

クラウドファンディングは安倍氏の命日にあたる7月8日から8月31日まで実施。当初、目標額に設定していた2000万円は8月16日に達成し、その後も展覧会の充実を目指して継続していた。

最終的に集まった金額は5527万8313円で、計1857人が寄付した。最も多かった価格帯は1万5000円で727人。1口あたりの上限額100万円を21人が寄付するなど大口も目立った。資金を募ったクラウドファンディング「CAMPFIRE」では、分野別の支援額で歴代1位になったという。

予想を上回る反響に、主催者の一般社団法人「後来ノ種子プロジェクト」の担当者は「平和、民主主義、言論の自由をいま一度振り返り、安倍晋三元総理を偲ぶというコンセプトへの共感が、記録的なクラウドファンディングを実現したと思っています」と分析。「故人が遺した想いを今も受け継いでくださる人たちがこれだけ多くいらっしゃったことが、目に見える形で現れたことに感動しています」と話した。

展覧会では、安倍氏が銃撃された際に握りしめていたマイクや小学生時代の日記など、安倍氏の遺品や思い出の品々を並べる予定。来夏にまず東京都内で開き、その後、関西でも開催する計画だという。
https://www.sankei.com/article/20250901-PSSWAHSF4FCKBHOMIQQMGO64IU/

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