菅原前経産相、再捜査で追い込まれ辞職　「熟慮重ね…」に「いまさら遅い」と支持者ら

東京地検特捜部による公選法違反（寄付の禁止）罪での略式起訴が迫る中、自民党の菅原一秀前経済産業相（５９）＝衆院東京９区＝が１日、議員辞職願を提出した。特捜部は当初の捜査では不起訴としたが、市民からなる検察審査会が「起訴相当」と議決したことで再捜査し、新たな現金配布疑惑をつかんだ。菅原氏は略式起訴による失職が避けられない状況となり、辞職の道を選んだ。

　「私の政治活動において、公選法に触れる部分があった。熟慮を重ね、このたび衆院議員を辞職する決意をいたしました。心からおわび申し上げます」
　菅原氏の地元練馬区の男性は１日、菅原氏からの手紙を受け取った。男性は「いまさら遅い。香典配布疑惑の時点で辞めるべきだった」と切り捨てた。
　秘書を通じて有権者に香典を渡したとされる公選法違反疑惑が、週刊誌で報じられたのは２０１９年１０月。安倍内閣で経産相として初入閣した翌月だった。菅原氏は経産相を辞任し、報道陣に「私の問題で国会が停滞することは本意でない」と説明していた。
　公選法は政治家による選挙区内での寄付を禁じており、罰金以上の刑が確定すれば失職する。特捜部は２０年６月、香典の代理配布など公選法に抵触する寄付が３０万円あったと認定したが、「法軽視の姿勢が顕著とは言い難い」として不起訴（起訴猶予）に。これを覆したのが、今年２月の検察審査会の起訴相当議決だった。
　議決で「検察は容疑内容を絞り込みすぎだ」と批判され、特捜部は再捜査。香典以外にも「祝儀」や「会費」の名目で数十万円を配っていた新たな疑惑が浮上した。
　関係者によると、夏祭りの主催者に祝儀として現金を渡し、幼稚園の運動会や卒園式、慰霊祭などの際にも現金を配ったとされる。
　ある元秘書は「支援者をランク分けし、特ＡやＡランクが主催するイベントには自ら顔を出し、現金を渡していた」と証言する。
　菅原氏は香典問題が落ち着いていた昨秋、大臣辞任後は控えていた朝の街頭演説を再開していた。「菅内閣はコロナで失われた雇用を取り戻します！」。ピンクののぼり旗を掲げ、練馬駅前でマイクを握る姿を目撃した別の元秘書は、「以前と変わらない様子で、秘書にあれこれ指示してましたよ」と苦笑いする。
　ただ、先月に入ると支援者に「離党することになりそうだ」とこぼすことも。別の元秘書は「まだ説明責任を果たしていない。自分がやってきたことを正直に話してほしい」と語った。（小沢慧一、三宅千智）

東京新聞　2021年06月01日 22時44分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/108011

地元調整がつかんかっただけやろ。
役立たないNPOに金ばらまいたり、圧力かけて生活保護認めさせて税金無駄遣いしてる野党も大差ないわ。

安倍やカワイは国会空転させてまで庇ったのに

何でこいつは庇わないの？