ベトナム人「ベトナムにはロクな仕事がないんよ…だから日本に行くしかないんよ…」

　在日ベトナム人の数は近年急増し、２０１９年末時点で４１万人以上に膨らんでいる。出稼ぎ目的のベトナム人が増えた結果である。彼らは「実習生」もしくは「留学生」の資格で来日する。

　ベトナム人実習生は２１万人を超え、実習生全体の半数以上に上るほどだ。留学生も約８万人に達し、過去７年間で９倍に増えている。

　実習生の受け入れには、「日本での技能習得」という趣旨がある。しかし、それは建前で、実際には低賃金の外国人労働者を、人手不足の職種で受け入れる手段となっている。

　数年前まで、実習生は中国人が中心だった。１２年時点では、約１５万人の実習生の７割以上を中国人が占めていた。

　以降、日本国内で人手不足が深刻化し、実習生へのニーズも急速に高まった。だが、中国では経済成長によって賃金が上昇し、日本への出稼ぎ希望者が減った。代わって急増したのが、ベトナム人実習生だった。東京都内のコンサル会社で働くタンさん（２９歳）が言う。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/282441

「実習生と同じく、留学生も貧しい人がほとんどです。ベトナムでよい仕事に就けないから日本へ出稼ぎに行こうとする。来日時の費用は自腹でまかなえず、借金に頼るしかありません」

　その借金が日本での生活を圧迫し、不法就労に走ったり、また犯罪に手を染める要因となる。ベトナム人犯罪の背景には、コロナ以上に「借金」の影響があるわけだ。

　日本での出稼ぎのため借金を背負うのは、他のアジア新興国出身者にも共通する。ただし、ベトナムに限っては他国よりも額が大きい。では、なぜベトナム人の借金は膨らむのか。

ベトナムウーバーもろくな奴いないしな。