チノちゃん「え…俺さん自殺しちゃったんですか…？」ココア「そうみたい…」

チノちゃん「ふぅん…まぁ別にいいんじゃないですか？死ぬのは個人の自由ですし、ここでもバイトに来て長いのに全く使い物にならない足手まといでしたから」

ココア「それが、足元に遺書みたいなのが置いてあって…」

ココア「それによると自殺の原因はチノちゃんの虐めが原因だって書いてあったんだよね」

チノちゃん「！？」

ココア「落ち着いてチノちゃん！大丈夫、ちゃんと話せば誤解は解けるよ」

チノちゃん「誤解は解けるって…まさか、その遺書自殺現場に放置してきちゃったんですか！？」

ココア「う、うん。だって下手に現場を弄るとダメだってこの間見たドラマでもやってたから…」

チノちゃん「何やってるんですかココアさんのバカ！たとえ嘘八百のデタラメでも、従業員を虐めてたなんて話が広まれば確実に店の評判も悪くなります。売り上げが落ちたらお給料だってその分減るかもしれませんよ！」

ココア「えぇ！？それは困るよ！」

チノちゃん「仕方ありません、遺書を処分しに2人で現場へ向かいますよ！」

チノちゃん「うわぁ…本当に死んでる」

ココア「ね、嘘じゃなかったでしょ？遺書はここにあるよ」

チノちゃん「よし、こんなものさっさと処分して帰りましょう」

ココア「でもこうしてよく見ると俺くん痣だらけだねー」

チノちゃん「ふん、俺さんの身体が貧弱すぎるだけです。あれくらいの指導で自殺までするなんて、本当に最後まで迷惑しかかけないゴミでしたね」

俺「」ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

ココア「下に変なくっさい液体滴り落ちてるよ。チノちゃんの言う通りこうなっちゃ文字通りのゴミだね！あはは！」

チノちゃん「ムカつくので最後に1発蹴り入れておきましょう」ｹﾞｼｨ

俺「」ﾌﾞﾗﾌﾞﾗ…

ココア「それじゃあ俺くん、私たち帰るからね〜」

チノちゃん「死んでからも迷惑かけるなんて本当クズですね。地獄に落ちろゴミ」ﾍﾟｯ

俺「」ﾍﾞﾁｬｧ

『男性が首吊り死体となって発見され…』

ココア「見てみて、あれ俺くんのニュースだよ」

チノちゃん「あれから警察の方も何人か来て話を聞かれましたからね。何も知らないと答えておきましたが」

ココア「また詳しい話を聞きに来るかもって言ってたけど、まあ自殺だし大したことは聞かれないよねｗ」

『現場が荒らされていたことから、他殺の疑いもあるとして捜査が続けられています』

ココア&チノちゃん「「！？」」