大阪のマンション、ハトにエサやりおじさんの手で完全にハトの聖地と化し近隣住民ブチ切れ

【独自】エサばらまき“ハト大群”も「個人の自由」

大阪市内の住宅街で、多くのハトが集まって、近隣の住民から苦情が相次いでいます。
ハトの目当ては、マンションの4階の窓から大量にまかれるエサです。なぜ、こんなことをするのか。住人に話を聞きました。

■4階からエサばらまき…近隣で苦情
4階建てのマンションを目掛けて、次々と集結するハト。大群が屋根を埋め尽くす。
屋上では何かを待っているのか、ハトが整列している。その数は、優に100羽を超える。

近くに住む人は、「フンが落ちてきますから。一回かけられましたけど」「そりゃ臭いですよ。そこを通ったら。僕はそこ通らないようにしていますけどね」と話す。

エサをやる人物は、いつも決まった時間にエサをまくという。
すると、部屋の窓から道路に何かをばらまいている人の姿が。4階の窓から手を伸ばし、次々とばらまかれていたのは、コメだ。
数回まくと、今度は反対側の窓からも。2分間にわたり、20回以上続けられた4階からのエサのばらまき。

■エサばらまきに反論「自分の敷地だ」
ハトにエサをやる男性：「（Q.“ハトのエサやり”で被害を受けていると？）被害、どこ受けています」「（Q.住民の方から）確認しました？」「関係ないって、自分の敷地だから。どこにエサを落とそうが、どこから落とそうが、プライバシーの問題だから」「（Q.どうしてエサやりをしている？）理由はないんですけどね」
エサを落としていた男性は、このマンションを所有しているといい、自分の敷地にエサをまいているだけで、違法行為は一切していないと主張する。

ハトにエサをやる男性に、清掃しきれていないのではないかと聞くと…。
ハトにエサをやる男性：「（Q.掃除をしていない日もあったが？）まぁまぁまぁ、まぁないわ。これくらいの雨だったら（フンが）残るから、当然しています。大雨の時はしません」

「（Q.ホースをしまって、家の中に戻られて、清掃後に確認したら（道路にフンが）付いていたが？）付いていることも、それは。たくさん（フンが）なかったら、たまたま時間がなくて、（掃除を）やめることもありますわ、それは」

「（Q.エサやりの範疇（はんちゅう）を超えていないか？）範疇を超えているもどうも、個人の自由でしょ。法律上禁止されていない行為で、人が迷惑だという行為はいくらでもある。“車の運転”でも“犬の散歩”でも、迷惑だと思う人はいる。だからと言って、不愉快を与えることを一切してはいかんのかといったら、それは社会が成り立ちませんよ」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000218208.html

近くに住む男性：「あんなに言ったのに、まだ（エサを）やっとる」「お前とは話できんわ！」
エサやり行為に収まらない怒り。何度注意しても止めないため、思わず声を荒げてしまったという。

近くに住む男性：「うちも羽根が飛んできて、玄関も臭いような状態。非常に迷惑しています」
近くに住む女性：「子どもは、フンがすごく汚いし、羽根がいっぱい落ちていて、気持ち悪いということはよく言っています。小さい子どもも、たくさん通るので、本当に止めてもらいたい」

近くに住む人のベランダを見せてもらうと、ハト避けがずらり。自腹で3万円をかけたというが、この日も新たなフンを落とされている。

近くに住む女性：「ハトの羽毛とか結構散らばっていたりとかするので、最近はあまり外に干さないように、干しても昼の数時間にサッと干す程度で、すごく気がめいっています」

ハトにエサをやる男性：「バルコニーに（ハトが）止まるはずがない。向こう（のマンション）で、どこかバルコニーに止まっていましたか？洗濯も、いっぱい干している」

近くのマンションでアンケートを取ったところ、60世帯のうち8割以上が「ハトの被害あり」と回答。フンの清掃費用として、年間20万円以上が管理費から支出されている。

■フン被害訴えに反論も「考え方違う」
ハトにエサをやる男性：「（Q.他の人に迷惑を掛けている思いは？）エサやりにしろ、何にしろ、嫌いな人は何でも文句を言う。それは昔から平行線ですわ。迷惑、迷惑と言われるが、人それぞれ、ものの考え方、見方が違う。アンケートなんて、なんぼでも書けますがな」
「（Q.うそは書かないと思うが）書きます。なんぼでも」「（Q.被害を受けていないのに？）書きますわ、なんぼでも。（住民が）寄ったら。集まったら」

縦横無尽に空を舞うハト。男性は、窓からコメをまくだけでなく、駐車場でもエサを与えている。

■男性「私がやったエサのフンではない」

近隣住民は、大量にまいたエサの分だけ、フンの被害につながっていると訴えるが、男性は…。
ハトにエサをやる男性：「これは私の言い分だが、私がやったエサのフンではない。時間的に言ってね。あっちこっちでエサを食べていますよ、ハトは。病院の横の公園でも（誰かがエサを）やっていますし、エサをもらわないでも色々食べますわ。木の実も食べますし」

ハトにエサをやる男性によると、現場近くでハトが落としたフンは、男性がエサをやる前に別の場所で食べたものだというのだ。
ハトにエサをやる男性：「（Q.今後もこの日常変わらないですか？）分かりません。私の認識では、そんな大した被害じゃないと思うから、フンしていたとしても」

さらに、男性は、周辺に住む人の生活環境に著しい被害は与えていないことを強調する。

ハトにエサをやる男性：「これから掃除だけど、見てもらって著しい被害ありますか？」「（Q.あそこ（反対側）とかも？）著しい被害、生じていますか？」「羽根とか虫がわくかということ、著しいとはそういうこと。ハトにエサやって誰か死にますか？けがしますか？そういうことやねん
。全然問題の程度違いますやん」「個人間の問題だから、文句あるなら裁判して来たら、いいけどね。文句を言うなら事実を証明して、裁判所にもっていかないといけない」「ものすごい被害を与えてるんやったら（エサを）やりませんから。ある程度、我慢せにゃしゃあない」

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