国交省、被災した能登半島沿岸部の道を「絶景海道」として整備する方針。隆起した海岸や災害遺構を活用

国土交通省能登復興事務所は8日、有識者でつくる検討会を石川県七尾市で開き、能登半島地震や豪雨で被災した半島沿岸部の国道や県道などを「能登半島絶景海道」として整備する方針をまとめた。地震で隆起した道路周辺の海岸や災害遺構を活用し、落ち込んだ能登の観光再生を目指す。

能登半島計7市町を通る国道249号沿いなどには、日本海に面した急斜面の棚田「白米千枚田」（同県輪島市）など多数の景勝地がある。車だけでなく、バイクや自転車でも周遊できるよう道路整備を進める。

地震のため、海岸沿いは最大4メートル以上隆起した。地震前から姿を変えたこうした場所の他、崩落した土砂でひしゃげたトンネル情報板などを「メモリアルパーツ」と名付け、災害前後の状況を説明する案内板を設置し、被害を伝承する。また、道の駅に壊れた物などを展示。復興状況を発信するツアーを開催し、防災教育での活用を狙う。

「絶景海道」で能登再生、隆起した海岸も活用　国交省が整備方針 - 日本経済新聞

国土交通省能登復興事務所は8日、有識者でつくる検討会を石川県七尾市で開き、能登半島地震や豪雨で被災した半島沿岸部の国道や県道などを「能登半島絶景海道」として整備する方針をまとめた。地震で隆起した道路周辺の海岸や災害遺構を活用し、落ち込んだ能...

www.nikkei.com