【滋賀】 「ハロウィーンの夜だから」で暴走の疑い　仮面の少年6人を逮捕

吉村駿2021年12月16日 14時28分

　クリスマスに正月と、イベント続きのにぎやかな年末年始はもうすぐだ。そんな日の夜、滋賀県警が警戒するのは、若者による「暴走行為」。県警は6日、ハロウィーンに合わせて集団暴走を行ったとして、少年6人を道路交通法違反（共同危険行為等の禁止）の疑いで逮捕した。県警の担当者は「暴走バイクは、イベントの夜に現れる」と警戒を強める。

　逮捕された6人は、甲賀市や湖南市に住む17～18歳の少年たち。大津署によると、11月1日未明、大津市内でバイク3台に分乗し、蛇行運転や信号無視などを繰り返した疑いがある。全員が容疑を認め、「ハロウィーン（10月31日）の夜だから暴走した」と話す少年もいるという。

　大津市内に住む20代の女性は、少年らの暴走を目撃した。「低速でひたすら空ぶかしを繰り返し、警察を挑発している感じだった」と振り返る。女性は県道沿いに住んでいる。夏には3日連続でバイクの騒音が聞こえたこともあった。「若気の至りかもしれないが、ちょっとうるさすぎです」。ただ、最近は少なくなったように感じるという。
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