【兵庫県警】一時逃走で話題の警察犬　汚名返上の活躍続く

2021/6/16 13:05

　捜索活動中に一時逃走して話題となった兵庫県警の警察犬「クレバ号」が、行方不明となっていた高齢男性（７８）を無事発見して１６日、神戸西署から感謝状を贈呈された。逃走後に再訓練を受け、２月に復帰してから感謝状を贈られるのは３度目で、県警鑑識課によると、他の警察犬と比べてもハイペース。「優秀な犬」と感心している。

　同署によると、７日午前８時半ごろ、神戸市西区の男性の家族から行方不明の届け出があり、署員２０人が２時間ほど捜索したが、見つからなかった。クレバ号は男性が枕カバーとして使用していたタオルに残ったにおいから追跡を開始、現場出動から約４０分後に付近の駐輪場で男性を発見、保護につなげた。

　この日署内で行われた表彰では緊張した様子だったクレバ号。ドッグフードやジャーキーなどがプレゼントされ、犬用のガムをさっそくおいしそうに噛んでいた。

　クレバ号は昨年１０月、行方不明者の捜索中に一時逃走。異例の失敗談が逆に共感を呼び、再訓練中も県警には早期復帰を嘆願する激励が相次いだ。

ソース　https://www.sankei.com/article/20210616-4EGUMUBXG5OV7NM5RAPYG67WHE/