コロラド銃乱射　犯人はイスラム教徒で高校時代イジメられてた

【ロサンゼルス時事】米西部コロラド州ボルダーで１０人が犠牲となった銃撃事件で、米メディアは２３日、
殺人容疑で訴追されたアハマド・アリッサ容疑者（２１）が高校時代にイスラム教徒であることを理由に
いじめられたと考え、暴力事件を起こしていたと報じた。

　容疑者の兄（３４）がＣＮＮテレビに語ったところによると、一家は２００２年にシリアから移住。容疑者は
高校時代にいじめを受けて非社交的になっていった。「常に誰かに追われていると疑っていた」といい、
被害妄想を抱えていたことを指摘した。一方、政治や宗教に強い関心はなかったという。

　また、地元紙デンバー・ポストによると、容疑者は１７年、高校の同級生をしつこく殴る暴力事件を起こした。
同級生が容疑者をからかい、人種差別的な呼び方をしたことを動機として説明したという。容疑者が
所属していたレスリング部のチームメートは「彼は腹を立てると一瞬で悪魔が乗り移ったかのようになり、
怒りを爆発させていた」と語り、短気な性格だったことを明かした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032400341&;g=int